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羽ばたけ!未来へ輝く!
くまもと明日リート #09

川上 優子さん

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スポーツで輝く“くまもと人”をくまモンが訪ねる「くまもと明日リート」第9回は、陸上競技女子10,000メートル走でアトランタ・シドニーと二度のオリンピック出場を果たした川上優子さん。現在は、子どもから大人まで「走る楽しみ」を教える活動を行っています。そのイベントにお邪魔したモン♪

川上さん、よろしくま!

くまモン、ようこそ!
今日は一緒に走りに来たの?

!!!
よく見ると、ランナーの格好をした人がいっぱいだモン!
今日は何のイベントかモン?

今日は「山鹿るっと走ろう練習会」です。
女性限定で、山鹿の街中を走るイベントなんですよ。
ハーフマラソンの距離(21キロメートル)を、走力ごとにグループに分かれて、
その名の通りゆるーく走ります。
各グループには、参加者を励ましたり、走り方のアドバイスをしたりしながら
一緒に走ってくれるサポートランナーがついているんです。今年で2回目の開催なんですよ。

楽しそうだモン!

「熊本城マラソン」に向けた調整で参加している人や、
「長い距離を走るのに挑戦したい」という方など、
いろんな女性に参加いただいています!
年齢層も、全国で駅伝5位になった山鹿中学校の陸上部生から、
60代の方まで、とても幅広いです!

ところで、川上さんはオリンピックに2度出場した
すごいアスリートだと聞いたモン。
川上さんのことをもっと教えてもらってもいいかモン?

私は松橋町(現・宇城市)出身で、松橋中学校時代に陸上競技を始めました。
長距離を選んだ理由は、「駅伝」が楽しかったから。
熊本信愛女学院高校に進学してからも、駅伝を第一に練習に打ち込みました。
3年生の時は、国体で3,000メートルに出場して全国4位に。
駅伝では、全国高校駅伝に南九州代表で参加し、全国5位になりました。
この年は、熊本県代表の千原台高校が全国2位だったので、熊本県勢が躍進した年でしたね。

高校卒業後は、実業団に進んだモン?

中学高校時代に、駅伝で1番になれなかったことに悔いが残っていたんです。
だから駅伝で一番になるために、実業団駅伝に出場することを目指して、
「沖電気宮崎」(現・OKI)に入りました。

それから2年後に、最初のオリンピックに出たモン!

そうですね。ただ、当時の私はとにかく「駅伝で勝つ」が一番の目標だったので、
まずはチームでエースになって駅伝を引っ張れる存在になるために頑張っていました。
オリンピック出場は、その過程で突然降って湧いたチャンスだったんです。
それまでは九州の大会で優勝したことすらなかったんですよ!

でも、アトランタオリンピック10,000メートルで7位
シドニーでも10位に入っているモン。
すごいモン!

今振り返れば、オリンピックのタイミングで、
「強くなりたい」と思っていた気持ちと体がうまくリンクしていたように思います。
駅伝で勝つために毎レース全身全霊で頑張って、練習ももがき苦しみながら踏ん張って、
とにかくレースで負けたくない思いで日々を過ごしていました。
先ほど、「降って湧いたチャンス」と言いましたが、
チャンスをものにするには、運が良いだけではなくて
常に準備ができている必要があるんだろうなと思います。

実業団駅伝はどうだったモン?

私が在籍している間に、全日本実業団対抗女子駅伝大会で3度の優勝を果たしました!
ただ、私は何度か大きなけがをしてしまったこともあり、2002年に27歳で引退。
一旦は「別の世界を見てみたい」とプロゴルファーを目指す道に進みましたが、その後、
山鹿市でスポーツジムの立ち上げに関わることになったんです。
山鹿にいたのはわずか1年ほどでしたが、
山鹿の小中学校で走ることについての授業をするなど、深く関わらせてもらいました。
そうして、再び陸上に関わり始めることになったんです。
そして、2017年に「一般社団法人 スポーツコア」の代表理事に。
体のメンテナンスからランニングのアドバイスまで、
スポーツを通した教育活動を行う団体です。
この「山鹿湯るっと走ろう練習会」も、その活動の一環なんです!

なるほど、そうだったのかモン。
あっ!みんなスタートし始めたモン!

みんな頑張って!楽しんできてね!

じゃあくまモン、追いかけよう!
私は今日は自転車で併走したり追いつきながら、皆さんにアドバイスや応援をします。

みんな、ペースはそれぞれだけど、楽しそうだモン!

それぞれ、
無理のないペースで頑張っていますね!

あ、給水場があるモン!

レースではないので、給水地点ごとに止まって休憩します。
この時間に、フォームのアドバイスなども行っています。

山鹿にいた時期に地元のいろんな方と仲良くさせていただいて、
この練習会の時にはボランティアで
快く給水や給食を出してくださるんです。
ありがたい限りですね。

いろんな景色の中を走れるモン。

田園風景から昔ながらの街並みまで、景色を楽しめるのも
山鹿でのランニングイベントの魅力の一つですね!

みんなお疲れさま!

ランニングが終わったら、
温泉に入って、バーベキューまであるモン!

この場では、ランナー同士が交流したり、サポートランナーや私が
ランニングについてアドバイスしたりしています。
箱根駅伝経験者やサブスリーランナー(3時間以内にフルマラソン完走を達成したランナー)もいるので、皆さんいろいろ質問していますね。

オリンピアンに直接アドバイスをもらえるなんて、
貴重な機会だモン!

こういうイベントを通して、
もっと多くの人に走る楽しみを広げていきたいなと思います。
“山鹿での練習会をもっと大きなランニングイベントに育てる”ことが、
今の目標の一つです。

川上さんは、大分の「キヤノンアスリートクラブ」
女子駅伝チームの監督もしていると聞いたモン!

山鹿で合宿中だったキヤノンアスリートクラブの皆さん。
その一貫としてイベントにも参加し、参加者と交流した。

はい、2018年から監督に就任し、大分を拠点に活動しています。
今は、全日本実業団対抗女子駅伝への出場が、チームの目標です。
同時に、実業団チームの監督を始めたことで
「スポーツコア」における新たな目標も生まれたんです。

それは何だモン?

大人のランナーを指導するようになって、
「もっと若い年齢、できれば子どもの頃から
正しいトレーニングを教えることが大事だ」

と改めて実感するようになったんです。
子どもたちに正しい走り方やトレーニング方法、成長による変化とその対応、
栄養管理などを伝えたいと思っています。
そして、子どもが効率的に、かつ健やかにトレーニングを行うためには、
周りの大人の意識も変える必要があります。
保護者や学校の先生、クラブのコーチに向けても教えられるといいですね。

このように子どもの育成に興味を持てたのも、山鹿で過ごした1年間で、
いろんな子どもたちを教え、その成長を見ることができたから。
そして、それを地域ぐるみで見守ってくれた温かな空気があったからです。
走ることが楽しくなるように、
スポーツを通して山鹿を始めいろんな地域に貢献して、
できれば熊本からたくさんのトップアスリートを送り出したい。

それが、今の私のもう一つの目標です。

2月には「熊本城マラソン2020」(2020年2月16日)や、
今年度初開催になる「玉名いだてんマラソン2020」(2020年2月23日)も
開催されたりと、熊本がランナーでにぎわうモン。
川上さんの伝える「走る楽しさ」が、もっといろんな人に伝わるといいモン★

Data

一般社団法人 スポーツコア

電話番号:090-8352-8460
住所:熊本県熊本市中央区上水前寺1-6-41 OCOビルディング903

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