のんびり、ゆったり、お散歩好きの猫たちが行く、わがまま気ままな熊本の旅。
なんでもない風景も猫ならではの目線にしてみると、いろんなことが見えてくる。
ほんわか、元気な熊本の今を“おさんぽねこ”がレポートします。

ピンク色の古い石橋を見つけたよ

梅雨の晴れ間にのんびりお散歩、宇土市へやってきたよ。歩いているとピンク色の石橋が見えたんだ。崩れてしまった欄干を見ると、熊本地震の怖さを思い出してしまうけれど、しっかりと足を踏ん張って立っている。ピンク色の石のお地蔵さんが見守っているよ。

メモ

船場橋」が架けられたのは江戸時代末期といわれており、宇土市網津町で採れる「馬門石」で造られています。約9万年前に噴火した阿蘇の火砕流から生まれたという美しいピンク色をした岩肌が特徴です。

アジサイが咲き乱れる海辺の道

海の音と潮の香りに誘われて歩いて行ったら、とってもきれいなお花がたくさん咲いていたんだ。「住吉神社」の境内へと続く階段も、青、紫、ピンクの花に覆われていて、多くの人々が眺めていたよ。同じ花なのに、どれも少しずつ色が違う、きれいだニャ~!

メモ

アジサイは宇土市の市花。「住吉自然公園」には6月中旬から下旬にかけて、約2000株もの多彩なアジサイが咲き誇ります。公園内には船舶航行安全の守りとして建立された「住吉神社」や日本最古といわれる灯台もあり、見どころの多いスポットです。

海の上に伸びる不思議な道!長部田海床路

潮風に吹かれてしばらく行くと、海の中に真っすぐに伸びる道。辺りは潮が引いて、カニががさがさ歩いている。どんどん沖へ進んで行くと、やがて道は波にさらされながら海の中へと引き込まれて行った。不思議な不思議な海に続く道。

メモ

干満の差が大きい有明海は、ノリの養殖やアサリなどの産地。潮の満ち引きを生かした海床路は、トラックで沖合まで行くことができる、漁になくてはならない道です。

網田ネーブルがお出迎えしてくれる

西の天草方面へと続く国道を歩いていたら、橋の欄干にでっかいミカン!?反対側の欄干には切り口が飾ってあるんだ。なんだか楽しいまちだニャ♪

メモ

網田町は、「網田ネーブル」の産地。「網田焼」というかつての肥後細川藩御用窯があり、繁栄を極めました。「網田焼の里資料館」や往時をしのばせる町並みを見ることができます。

カタンコトン、電車を追って網田駅へ

カタンカタンと軽快な音とともに三角線の電車がやってきて、小さな駅に吸い込まれていった。「網田駅」の古い駅舎をのぞいてみると、なんだかおいしそうな匂いがしてきたよ。待合室の向こうでは、カフェでケーキを焼いているみたい。

メモ

「網田駅駅舎」は、明治32年(1899年)三角線開業時の姿を今に伝える、現存する駅舎の中では県内最古の建物です。地域の人々の通勤・通学などを支える一方で、土・日曜、祝日には「駅カフェ」もオープンし、観光客でにぎわいます。

三角西港の石畳に寝転んでちょっと休憩

広い石畳の港には、いつもならお散歩する人や釣りをする人がたくさんいるんだけど、今日はなんだか静か。海の向こうは天草っていう島があって、大きな橋でつながっているんだよ。橋を渡ったら、どんな旅が待っているかな?行ってみたいニャ♪

メモ

明治三大築港の一つに数えらえる「三角西港」。明治20年(1887年)に造られ、756mもの石積ふ頭と石造りの水路は、国の重要文化財。平成27年には「明治日本の産業革命遺産」の一つとして世界文化遺産に登録されています。