暮らしの道具 暮らしのごはん日奈久竹細工×塩トマトケーキ

くまもとの暮らしに寄り添う、工芸品と郷土料理。
くまもとのコトを思いながら、
コトコトと上質な時間を紡ぐ豊かな暮らしを提案します。

日奈久竹細工桑原竹細工店

「日奈久竹細工」は、八代市の「日奈久温泉」を訪れる観光客の土産物として作られたのが始まりです。大正時代には、町が観光振興のために竹細工を奨励したため、小学校や高等学校でも授業の一環として、生徒は竹細工を学びました。そのころ、10数軒の竹細工店や竹細工に関する道具などの仕事で栄えましたが、現在では、「桑原竹細工店」の桑原哲次郎さんが、唯一「日奈竹細工」を伝承し、日奈久温泉街で竹細工を作り続けています。

材料に使う竹は、近隣の山から調達します。10~11月下旬の竹の水分が少ない時期に、1年間で使用する100~150本を伐採。節と節の間が長くてまっすぐな真竹を選び、ノコギリで切り出し、傷が付かないように注意しながら工房へ運びます。この竹を2メートルほどの大きさに切りそろえて、沸騰したお湯と苛性ソーダで煮た後、ひと月ほど干して水分を飛ばすと、汚れや余分な油が落ちた白い竹となり竹細工で使われる材料になります。

竹細工を作る上で最も重要な工程は「作品の大きさに合わせて竹を切り出し、編むためのパーツを準備すること。」と桑原さんは話します。材料になるパーツの厚さや長さ、幅をきちんとそろえておくことが、仕上がりの美しさを左右します。このパーツを作るときに『ものさし』の役割をする『寸法竹』は、桑原さんの祖父から100年以上代々受け継がれているもの。作品ごとにある『寸法竹』の印に合わせて、竹を裁断して曲げる位置を決めます。

竹細工を作るための道具も、自ら作ります。竹を切るためのノコギリは、ゼンマイ時計の部品を目打ちして刃を作ったもので80年使われているそうです。ノコギリの刃は根元の幅に比べるとずいぶん細くなり長く使い込まれてきたことが分かります。また、竹に穴を開ける道具も、コマと布団針を利用したお手製。一点に力を強く加えると竹は割れてしまうため、火おこしの要領で、スピードを速めたり緩めたりしながら、少しずつ開けていきます

日奈久竹細工で代表的な『竹箸』は、不知火海に面した日奈久で獲れる子魚の身をきれいに食べるため、先を細くしたといわれています。先端が細いため、ものがつかみやすく、手で削った箸は繊維に沿って削るため触り心地は滑らかで、県内外から注文が入ります。全国に竹細工はありますが、地域や季節によって求められるものはさまざま。日奈久の竹細工は、土産物や漁具にはじまり、現在ではお弁当籠やザルなど、生活に寄り添う日用品であり身近な工芸品になっています。

桑原竹細工店

住所
八代市日奈久中町315
電話
0965-38-0336
営業時間
8:00~18:30
休日
不定休

塩トマトケーキ

「くまもとの赤」ブランドの代表でもある『トマト』は、熊本県が全国収穫量1位。県内最大産地の八代市では、塩分濃度が高い土壌で「塩トマト」が栽培されています。は小さいものの、その分うま味がギュッと詰まっていて味が濃く、酸味と甘味のバランスがよいおいしさが特徴。そのため、ゼリーなどのスイーツの材料にもなっています。

塩トマトケーキのレシピ

くまもとふるさと食の名人

垣下 百合子

>>熊本県地産地消サイト

飾り用のトマトは焦げやすいので、ときどき様子をみる。中に火が通る前に、トマトが焦げ始めたらアルミホイルをのせて焼く。

冷めたら、ラップできっちりとくるんで冷蔵庫で保存して、食べるときに室温にもどす。焼いてから4日目くらいがバターがなじんでおいしい。

撮影で使用した
桑原竹細工店のお弁当籠を
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竹籠は通気性がよく余分な水分を吸うのでお弁当箱はもちろん、花を活けたり、菓子籠など自由な発想で使ってください。

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