暮らしの道具 暮らしのごはん天草陶磁器×がねあげ

くまもとの暮らしに寄り添う、工芸品と郷土料理。
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天草陶磁器寿芳窯

天草陶磁器とは、天草で焼かれる焼き物の総称。天草地方で採れる天草陶石は、日本で産出される陶石のおよそ8割を占めており、国内生産量1位。天草陶石は、元禄のころから刃物を研ぐ砥石として売り出されていましたが、正徳2年ごろから佐賀や長崎方面に磁器の原料として全国に供給され、現在でも有田焼や波佐見焼をはじめとする全国の有名陶器産地へ出荷されています。

鉄分含有量が少ない良質な天草陶石は高級白磁の原料に。
不純物が少ないため、艶があり透き通るような白色が特徴の陶磁器です。

天草市天草町高浜にある天草高浜焼「寿芳窯」。代々庄屋であった上田家が、江戸時代から陶石の採掘を始め、窯業により地元の人々の暮らしを支えようと「天草高浜焼」を確立しました。明治中期に一度は途絶えましたが、昭和27年(1952)に復興して以来、伝統は受け継がれ、昭和54年に県指定伝統的工芸品、平成15年に国指定伝統的工芸品に指定されています。

現在「寿芳窯」では、天草陶石を使用し、さらに透明感のある白色と薄さ、強度のある陶磁器作りを目指しています。
江戸時代中期の高浜焼の復刻やユニバーサルデザインの食器など、現在の生活様式に調和した製品の開発に研究を重ね、日常食器を中心に生産。併設されている売店では、『復刻』シリーズや『くまモン』シリーズなどが並びます。

200年前に建てられた窯元・上田家庄屋屋敷は、歴史的・建築的にも優れており、見学することができます。また、上田資料館には、天草陶磁器の歴史を語るさまざまな資料や陶磁器を展示。中でも、文化7年(1810)に、焼物作りに従事する人々へ提示された定め書きの「陶山永続方定書」は必見。仕事に関することから日常生活に至るまで、働く人々が守るべき決まりごとが記してあり、現代にも通じる内容が見られます。

寿芳窯

住所
天草市天草町高浜南598
電話
0969-42-1115
営業時間
8:00~17:00(平日)
土・日曜、祝日は8:30~
休日
8月14・15日、12月31日~1月3日

がねあげ

「ガネ」とは天草地方の方言で「カニ」のこと。サツマイモを揚げた形がカニに似ていることから名付けられたそう。海の幸が豊富な天草では、祝い事の席ではお付きの鯛がふるまわれますが、精進料理のときは魚の代わりに「がねあげ」が作られます。

がねあげのレシピ

くまもとふるさと食の名人

岡田 恵美子

>>熊本県地産地消サイト

衣にサイダーを入れることにより、翌日まで軟らかくいただけます。

砂糖やサイダーが入っているので、焦げやすい。サツマイモに火を通すように、じっくりと揚げる。

撮影で使用した
寿芳窯の器を
1名様にプレゼント!

江戸時代中期に描かれていた
海藻模様の「復刻」シリーズです。

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