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伝統を紡ぎ 今に生きる
熊本の手しごと

県内各地の特産品とそれを販売する物産館、そしてくまもとならではの“モノづくり”など
くまもとから発信するさまざまな“つくる”を伝える「メイドinくまもと」。
今回は、熊本の歴史と人々の暮らしの中で息づいてきた、“手しごと”をご紹介します。

メイド in くまもと その1 肥後象がん

漆黒の地鉄に金銀の文様を象がんで施す、熊本を代表する工芸品。江戸時代の初め、銃身に象がんで模様を施したことが始まりといわれています。肥後細川藩の手厚い庇護(ひご)の下、刀装金具として武家文化を華やかに彩ってきましたが、明治の廃刀令を機に小物やアクセサリーにもその幅を広げ、今も十数人の象がん師が伝統を受け継いでいます。最近では地金がカラーのものや各作家のオリジナリティあふれるデザインなども生まれ、進化を続けています。寸分のズレも許さない作業はまさに職人技。平成15年には「国の伝統的工芸品」に指定されました。

写真:肥後象がん

メイド in くまもと その2 小代焼

「小代焼」は、熊本を代表する焼き物の一つ。肥後細川藩の御用窯として厚く保護されてきたという歴史を持ち、「国の伝統的工芸品」にも指定されています。白釉(はくゆう)の掛け流しによって生まれるダイナミックさは、職人の熟練の技があってこそ。現在は荒尾市や南関町、宇城市などで作られています。

写真:小代焼 くまモン:「渋いモン」

メイド in くまもと その3 山鹿灯籠

神社や仏閣、そして「山鹿灯籠まつり」で踊り手の女性たちが頭の上に乗せる「金(かな)灯籠」を和紙とのりだけで作る「山鹿灯籠」。和紙とは思えない重厚さは、まさに芸術作品。しかも設計図を引かず、全て職人の経験と勘のみによって作られるというから驚きです。「山鹿灯籠まつり」に欠かせない「山鹿灯籠」は、今も7人の灯籠師によって作り続けられています。

くまモン:「ボクも灯籠娘の仲間入りかモン? 写真:山鹿灯籠

メイド in くまもと その4 天草陶磁器

日本一の陶石の産出量を誇る天草では、400年以上前から作陶が行われてきたといわれます。天草には今も多くの窯元があり、良質な天草陶石を使った透明感のある磁器や、作り手の優しい手の温もりを感じさせる陶器が作られています。「肥後象がん」・「小代焼」と並び、平成15年に「国の伝統的工芸品」に指定されています。

写真:天草陶磁器

メイド in くまもと その5 日奈久竹細工

県南の風情ある湯のまち「日奈久温泉」では、竹細工は人々の暮らしになくてはならないものでした。弁当箱やざるはもちろん、昔はコンテナまで竹で作っていたとか。日常使いに耐え得る丈夫さと精緻な編み目が生み出す美しさを兼ね備えた「日奈久竹細工」は、今も土産品として日常雑貨として、人々に愛されています。

くまモン:「こんなお弁当箱ならごはんがもっとおいしいモン!」 写真:竹細工の弁当箱

熊本では、たくさんの作家・職人が
さまざまな工芸品をつくっています。
ご紹介しきれなかった工芸品は、
こちらでチェック!

>>熊本県伝統工芸館

れぽーと:熊本県伝統工芸館伝統工芸研究グループ「熊竹会」

熊本城のそばにある「熊本県伝統工芸館」は、県内のおよそ100人の職人が作った約80種類、1,000点に及ぶ工芸品の展示・販売などを行っています。またここでは、熊本に残る伝統工芸技術を習得し、伝統工芸の後継者となる人材の養成を目指して、伝統工芸養成講座も開催しています。

写真:伝統工芸館外観

今回は、毎月第1・3の土曜と日曜に行われている竹工芸養成講座におじゃましました。およそ20年前から続くこの講座から、これまで多くの竹工芸師が誕生したそうです。

講師は日奈久竹細工「宮崎商店」の 5代目竹工芸師・山田庸介さん。「現代のニーズにマッチしないと “生きている”工芸とは言えません。何でも簡単に手に入る時代だからこそ素材にじっくり向き合い、ものを生み出す魅力を知ってほしい」と山田さん。

まずは竹を割るところから教わります。上手に竹を割れるようになってはじめて、お箸や籠づくりができるようになるそう。

今年4月から参加した方から、10年以上通うベテランまで。真剣なまなざしは皆さん一緒。

おばあさまの代から使い続けてきた籠と同じものを目指して奮闘中!

「時間と手間を掛けて一から自分で作り上げた時の達成感はひとしおです」と、完成した作品を手ににっこり。

「製作期間がだんだん短くなってきたんですよ」。  上達を実感してうれしそう。

県伝統工芸館では、友の会をはじめ、いろいろな研究会が開催されています。詳しくはお問い合わせください。

取材協力

熊本県伝統工芸館

住:熊本市中央区千葉城町3-35
開:9:00~17:00
休:月曜、12月28日~1月4日
問:096-324-4930

>>HPはこちら
>>Webショップはこちら

2013年9月29日(日)まで
「九州の玩具展」を開催中!

>>九州の玩具展

写真:熊本県伝統工芸館外観

「くまもと手しごと研究所」
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四季折々の熊本を発信!

くまもと手しごと研究所イメージ

熊本の約80人のキュレーター(特派員)が、その季節ならではの話題を投稿。伝統の工芸、食、芸能など、熊本の四季を感じる話題が満載です。

>>「くまもと手しごと研究所」FB

問:096-333-2154
  (熊本県文化企画課)

くまモン:「『気になる!くまもと』FBと併せてチェッくま★だモン!」