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おもちゃが伝える伝統と文化 熊本の郷土玩具(おもちゃ)

皆さんがお住まいの地域にも、“郷土玩具”と呼ばれる、古くから作られてきたその土地ならではの“おもちゃ”があることでしょう。郷土玩具は地域の気候や風土、特産物、伝説などに根差したものが多く、郷土玩具を知ることで、その土地の成り立ちも見えてくるものです。熊本にも各地に、地域の特色を色濃く映した郷土玩具があります。今回は、“おもちゃ”から見えてくる熊本を探ります。

おばけの金太

熊本市

烏帽子をかぶった真っ赤な顔。頭の後ろのひもを引っ張ると、目玉がぐるりとひっくり返ってアッカンベー!おばけみたいに人を驚かす、ユニークなカラクリ人形です。加藤清正公が熊本城を築いた折、顔立ちが面白く、人を笑わせるのが得意な「金太」という足軽がいたという伝説をもとに、嘉永年間(1850年ごろ)、人形師の西陣屋彦七(にしじんやひこひち)が製作したのが始まりといわれています。カラクリの秘密は頭の中に仕込んだ竹バネ。ユーモラスな表情と楽しい動きで、今も熊本のお土産品として人気です。